2011年11月19日
「新しい知識を得る際は簡単な本を沢山読む事」をすすめる事について
私は新しい知識を得る際はまずは簡単な本を沢山読む事をすすめています。
「この分野ならこの本」という良書は勿論最終的には読みたいですが、最初からそのような本を無理して読む必要は無いと思っています。
勉強をする時間の沢山ある人や難しい本を何時間もかけて読むのが好きな人はそれでいいでしょう。
自由な時間がない人が知識を得ようとする場合(何かをする場合)、一度に使える時間は限られているので長期戦となるのは間違いない訳です。
つまり、「続ける事が1番大事と考える場合、続けられなくなる要因はできるだけ取り払った方が良い。続けられなくなったら元も子もない。」と言う事です。
そのためには簡単なものやわかりやすく書かれているもの、又面白いものがおすすめです。
勿論、簡単なもので理解できるレベルに来たら少し難しい物を読んでみるのもいいと思います。
でも、難しくて読み切れなかったら、簡単なものに戻して沢山読む事をお勧めします。
私は1年半前、0~2くらいの経済の知識くらいから勉強をし始めましたが徐々に読める本が増えてきました。そして、経済に関しては知識が増えれば増えただけ次に読む本が早く読めるようになります。
基礎的な部分はどの本を読むにも必要なものだからです。基礎的な部分が増えれば、さらっと読んだだけで理解できたりする箇所が増えてきます。するとその本の全く知らなかった内容部分が半分くらい
になっています。
簡単な本を色んな著者の書いた物で沢山読めば、自ずと知らない事が少しずつ埋まって行き基礎的な部分が押さえられるものです。記憶というのは何度も繰り返して行くうちに定着するものです。
一度に頑張って覚えても忘れてしまいます。
簡単な本を沢山読む事で、大事な基礎的な知識を定着させるのが遠回りに見えて近道だと私は考えています。
特に経済の本は専門用語が沢山出てきますので、最初から難しい用語が沢山ある本は理解するのに時間がかかってしまいます。
理解するのに多くの時間がかかったからといって記憶に定着ものではありません。
一度にわからないものが沢山でてきてしまうと覚えてもすぐ記憶がぐちゃぐちゃになってしまいます。
そういう意味でも知らない事がほとんどの本は記憶が定着しにくいのでおすすめしません。
さらに大人になると記憶する方法も自分の記憶や経験と絡めてさらに記憶していく手段をとりますので一度にたくさんの新しい物を吸収しようとするのは非効率なのだと私は思います。
私が1年くらい前に、「そうだったのか!中国(池上彰)」を図書館で借りた時、知らない事だらけで正直読む気になれずそのまま読まずに返してしまいました。しかし、最近再び図書館で借りたら、内容がすんなり入ってきました。そもそも池上彰氏の本はどれもわかりやすいのですがやはり知らない単語や話がありすぎると読むのに時間と労力がかかってしまう訳です。でも、この1年で中国の知識は増えていました。特に共産主義と資本主義の事を読んで理解していたのと、中国の経済の事も読んでいました。国民党と共産党の対立の話も読んでました。このあたりの知識が増えていた事で読むのに労力もかからず、むしろ楽しんで読めました。そして、読みながら色んな他の知識と結びつけてあれこれ考える事もできました。1度読んだだけですが、前知識がある程度あったので内容はかなり定着しております。
このような事が最近多くあり、自分にとってこのやり方は合っているのだと確信しております。
そういう訳でこの方法を勧めるわけです。
2011年11月18日
世界史を勉強する前に知っていて良かった事
世界史を勉強する前に知っていて良かった事は経済の知識をある程度入れていた事です。
一年くらいは経済の知識を積み上げてきました。
育児、仕事があり時間がまとまって取れないので簡単で面白い本を複数読むことにしました。
子供が1歳半を過ぎた頃から夜ノートにまとめながら本を読んだりする事もできるようになり少し難しい概念の部分も書きながら理解して行く事ができました。
特に現代史では戦争が起こる原因でもある大恐慌の事やその前後にも出てくるブロック経済の話が出てきます。中学校や高校で覚えた知識は何となくの物で回答はできるけど、何の為にブロックするのか?ブロックしたらどうなるのか?等、経済の知識があれば具体的に想像ができるものです。
アメリカで起こった大恐慌の部分では需要と供給の関係や、今でいう新興国で安く作った物が入って来てアメリカの物が売れなくなる等、今世界で起こっている経済の問題がそのまま起こっていたりするわけです。
こういう話は経済の知識がある程度あれば想像できるし、理解しやすいと最近世界史を勉強し始めて実感しております。
社会科が嫌いな自分が社会科を学んで行く際に学ぶ手順は
経済→歴史→政治
ではないかと思っています。
歴史が好きな人もいるし、人それぞれだと思いますけれども、私は自分にとって一番良い吸収の手順はこれかなと思えています。
経済の知識のなかった私が読んで参考になった本
最初の頃読んだ本達。
どれも図書館で予約して借りました。
池上彰の本は予約が凄くて借りるの大変でした。
大事だと思った箇所はコピーをとったり、ノートにメモったりしました。
本は一度買うと捨てられないので図書館で借りる派です。
読んだ後本当に必要だと思った本は買います。
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編
池上彰の学べるニュース〈7〉アベノミクスTPP編
世界のしくみがよくわかる!ニュースを読む技術
日銀を知れば経済がわかる (平凡社新書 464)
日本のグランドデザイン -世界一の潜在経済力を富に変える4つのステップ
裏読み日本経済 本当は何が起きているのか
経済学を学ぶ (ちくま新書)
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編
池上彰の学べるニュース〈7〉アベノミクスTPP編
世界のしくみがよくわかる!ニュースを読む技術
日銀を知れば経済がわかる (平凡社新書 464)
日本のグランドデザイン -世界一の潜在経済力を富に変える4つのステップ
裏読み日本経済 本当は何が起きているのか
経済学を学ぶ (ちくま新書)
社会科の勉強法
1年以上このblogを放置してしまったが、勉強はきちんと続いています。
その過程を伝えようと思います。
政治→経済→歴史と勉強するようになりました。
政治を知ろうとした時に、まず経済を知らないと政治家の政策すら批判できない事を痛感したので経済を勉強するようになりました。
経済は随分と幅広く一般的な部分から少し踏み込んだところまで本を読んで学びました。
その後、歴史を知らないと今後の経済についても読めないと実感し、歴史を少しずつ勉強している最中です。経済の知識が増えたので歴史も入ってきやすい面があります。
でも、歴史は基本的に産業革命以降です。特に現代史。
やはり、経済活動が顕著になってきたのは産業革命以降。
産業革命によって資本家が誕生します。
資本家達が王制を打倒して行く訳です。
そして労働者階級が資本家を打倒して行く。
この階級闘争がヨーロッパ各地で展開される。
この辺りを理解する為に必要な知識は
①憲法
②資本主義と共産主義
大きくはこの二つだと思います。
これらを簡単な本で読んで知っていたので歴史自分の中へ浸透してくる度合いが高校の頃とでは全然違うと実感しています。
①の憲法というのは日本には当然のようにありますが、小学校や中学校でも条文等は覚えるけど、憲法がどのようにして世界で確立されたのか?を知らないと憲法と法律の違いがわかりません。
わからない人は沢山いると思います。
私が読んだ本の著者も司法試験の塾の講師ですがかつては知らなかったと言っています。
人間が憲法という自分たちの権利を守る枠組みをどのようにして上の権力に認めさせたのか?を知ると憲法の大切さ、今自分たちが憲法によって守られている事を実感できます。
②資本主義と共産主義
なんとなく概念は大体の人がしっていると思います。
でも、共産主義がどうして産まれて、どのように恐ろしいものなのか?と言う事は知らない人が多いと思います。又、共産主義のメリットもなきにしもあらずと言う事を知っておくと産業革命以降の歴史は理解しやすいと思います。
まだまだ伝えたい事は沢山ありますがそれは次回以降にお話しします。
読んだ本は下記に載せておきます!
私は本を読むのが元々苦手ですのでこれらは簡単な本ばかりです。
資本論 ─まんがで読破─
共産党宣言 ─まんがで読破─
池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」
高校生からわかる 日本国憲法の論点