2016年04月09日

本選びは重要!活字は好きなもの楽しいものから

RPGに漫画と多読が進んで読むのに慣れてきた息子に、小説を読ませる事にした。
選んだ本は

「星のカービィ あぶないグルメ屋敷! ?の巻 」
というライトノベル。


星のカービィ あぶないグルメ屋敷! ?の巻 (角川つばさ文庫)

角川つばさ文庫という小学生向けのシリーズだ。 
息子はゲーム好きっ子で、カービィも多少やっているので「読んでみたい」との事。

購入してみて、私がパラパラみたところ、小学校高学年で見るような言葉も多々使われていて
内心「大丈夫かな?」と思っていたが、意外にもうまく読み飛ばしているのか?読んでいた。
わからなそうな言葉に関しては私が後で確認しようと思っている。

テーブルの上に置いておいたら、食後にパラパラ見はじめ、そのまま登場人物紹介を見はじめ、読み始めた。一気に20ページくらい読んだ。初めてなので疲れていたが楽しかったとの事。

下の子の習い事があり、夫もいないので息子も一緒に連れて行き、廊下で待たせていた時もその本を読んでいた。漫画、ゲームなど他にも色々もたせていったのに。驚いた。
随分長い事読んでかなり進んだ。

その時、子供というのは、「ゲームだから楽しい!」「漫画だから楽しい!」「活字だけだとつまらない!」ではないのだという事を初めて知った。ゲームもクリアしたり、敵が強すぎたり、なかなか進めなかったりすると飽きてしまうわけで、何が何でもゲームが1番になるというわけではないようなのだ。活字に慣れていて、読む事にストレスさえなければ、要はコンテンツが面白いか?どうか?のみで比べられるわけで、「本だからつまらない」という事にはならないのだなと認識するようになった。

その本は、4月から小学生になるので、学校が始まるまでの朝から学童のお勉強の時間に読めればと思って買ったものだった。だが、その前の週末に、一日中本を読んでかなり進み、最終的には読み終えてしまった。
これには驚いた。

途中、読みすぎて疲れてしまったようで
「ママここから読んで〜」と一言言われたが、今これを一人で全部読み切る事こそ自身につながるわけなので、そこは「妹から目が離せないからごめんね。後でね」とわざと違う理由をつけて断ったりした。
それで、結局自分自身で1冊読み終える事ができた。やはりその自信というのは大きい。

「次のカービィの本も買ってね!」と息子に言われた。
「俺、本読むの好きじゃない!」とつい昨日くらいまで言っていたんだけどね。
別人に変わりつつある。本を読むのは好きじゃなかったとはいえ、読むのは嫌いじゃなかったし、割と得意な子だった。そういう子が楽しいと思える本を提供する事で、本がどんどん楽しく感じられるようになる。

今でも
「保育園の本は好きじゃない」と言っているので、
本が読める事と本が好きな事、そしてどんな本が好きかは別の話。
私は「推薦図書」とかそういう良いと言われる本を読ませるのには抵抗がある。
内容的には多分良いのだろうけど、子供が読んだ時「面白い」とは限らないからだ。

ただ、内容が良いのなら親が読んであげればいいと思う。
子供が退屈な推薦図書を子供自信に読ませるのは酷な事で、こういうのを無理やり読ませていると「本はつまらないもの」という人間になってしまう危険性がある。
今は色んな本があり、漫画が小説になっているものもある。
どんなにいい事が書いてある本を読ませたいと思っても、それを読めるレベルに到達していなければ読む事はできないし、本嫌いになってしまう危険性がある。
そう考えた時、まずは多読させて、活字に慣れさせる事が大事だと思う。そして、自信をつけさせつつ、語彙力を増やすのが良い。

そうしていくうちに、ちょっと難しい本でも言葉の意味がわかるので、読んでみても抵抗がなくなる。
徐々に徐々にレベルは上げて、ストレスをかけないようにしてあげたい。本を読む事がつまらなかったり
、辛い事にしてしまうのが一番良くない。

で、息子は私の作戦がうまく行っているようで、最近は学童で毎日100ページ〜170ページくらいカービィの小説を読んでいる。毎日のように読み終わってしまうので本を買い足し買い足しとお金もかかるし大変だ。

ここで、図書館の本を借りるという手もあるのだが、それは最初のうちは避けたい。
それは「図書館の本」という制約があるだけで、ストレスや何かしらの面倒くささがでてきたりするので本を読む事への負担が増える可能性があるからだ。とにかく煩わしいと子供が思う事は一切なしにしてあげるのだ大事だと思う。

このように、毎日毎日本を結構読む事ができても、まだまだどんな本でも読みたいと思えるわけではない。ここが肝心なのだが、「勝手に好きな本選んでいいよ!」とする事はやめる。まだまだ、何を選んでいいのか?わからないし、難易度も違うので難しすぎるものを与えると、本が嫌いになる可能性がある。それは避けるべき。子供の読むレベルと興味に合わせて親が選んできてあげる事が大事。
(もちろん本人が読みたいものがあるなら別に自分で選ばせても構わない)

そして、丸投げするのも良くない。「買ったから読みなさい」ではなく、自分から読まない子に対しては、登場人物紹介のページなどを一緒に読んであげる。最初の数ページは一緒に読んであげる。面白くなってきて先が気になるところで、「晩御飯作らないといけないから」などと言い立ち去る。すると、その続きが読みたくて、勝手に読み進めるものなのだ。これは数ヶ月前にかいけつゾロリレベルの本で起こった現象だ。途中まで一緒に読んであげたのだが、下の子のうんちが漏れて大変だったので、下の子の世話をするからと放置した。そしたら残りの半分くらいを一人で読んでしまっていた。
なんだか補助なし自転車の練習と似ている。

本を読むのは最初は辛い作業。私は子供のころ、活字が大の苦手だったので読めない人の気持ちが良く分かるのだ。字や漢字は読めた。なんせ小2くらいで公文式の国語が小5くらいまで進んでおり、漢字はそれくらい読み書きできた。でも、文章の内容が全然理解できなかった。語彙力がなかったので読めなかったのだ。意味が理解できない。漢字の意味もわからないものが多い。辛かった。まずは文章を理解できるように語彙力をつける事が大事かもしれない。

息子と私の大きな違いは息子は言葉たくみで饒舌。私は今はまさに饒舌な方だが、子供のころは言葉が頭の中に全く浮かばず、伝えたい事もなかったので言葉を使えなかった。頭の中では映像がメインで言語というものは全くない子供だった。それだけに活字が苦手だった。良く「本を読まないから語彙力が足りないんだ」と言ったりするのだけど、それは逆で「語彙力がないから本が読めない」という方が正しい気がしている。(自分の経験より)

なので、本が嫌いな子にはまず、本を読ませるよりも前に語彙力や文章表現になれる事などを鍛えていく方が良いと考えている。

学童が始まり、一週間経ち、学童には魅力的なおもちゃがあまりないようで、自由時間は読書ばかりしている息子。本は楽しいみたいで、1日何時間も読んでいるようだ。これには本当に驚くけど、今の所自分の戦略がうまくいっているという事で嬉しい限りだ。





 

参考に
角川つばさ文庫↓
http://www.tsubasabunko.jp/menu/
女の子向けの本も結構あり、娘にもそのうち読ませたいと考えている。


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educa MaMa saya at 16:23│Comments(0)本を読む子に読める子に | 6歳

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