2016年08月14日

チャレンジタッチ算数 又クレームかな? 悪い応用問題 良い応用問題

チャレンジタッチで息子が間違えて怒っている問題がまたもやあった。
その問題は 下記の写真の問題だ。



大人だったら、一見簡単な問題なのだが。
息子は下記の部分で間違えた。



ペンギンが5羽いました。
3羽帰りました。
数の違いは何羽でしょう。

私は、日本語としてはおかしいと思うけど、
5羽と3羽を比べると「数の違いは何羽でしょう」というのが
あっているという息子の主張は確かにおかしくないなと思う。

確かに文章の流れ的に、日本語的には最後は
残りは何羽になったでしょうが一番綺麗だ。

でも、5-3=2を表すと言う問題で、
細かい指示がないのであれば、強引かもしれないが
「数の違いは何羽でしょう」でも
いいのではないか?と思えてしまう。

国語の問題なら確かに不正解だと思うのだけど。

そういう意味で、この問題を出す意図がよくわからない。
ましてや、論理脳がしっかり出来上がってない
1年生にやらせる問題か?とも思う。
「応用問題だから」って言われたとしたら、気持ち悪いとさえ感じる。
もっといい応用問題はあるのではないか?と思う。
もっと算数らしい応用問題はあると思うのだが。

それを、国語力を交えた問題を算数の応用問題とするのはいかがなものだろうと思うのだ。

また、そういう大人なら「当たり前」の答えを導き出せる問題の解説は
しっかりして欲しいところ。子供にはまだ「当たり前」が出来上がっていない。
子供が問題を解いているところを目の当たりにしてこう言った状態に気づくわけだが、ベネッセは昔から子供向けの問題を作っている会社なのでそういう部分は理解して欲しいと思った。

もしかしたら、中学受験とかそういうのを意識した問題なのかもしれないけど、そういう基本とかけ離れすぎた応用問題は必要ないのではないか?と思う。

あと、もしこの問題を出したいのなら
「最も適切なものを答えよ」的な言い方なら良いかとも思う。
そうすれば、明らかにあの答えが正しいと言い切れる。
国語の問題っぽいけどね。。。

逆に同じ応用問題で、良い問題もあった。
それは下記の問題だ。



これは一つ一つ、問題を読んで、理解してイメージしていかないと答えは出ないが、先ほどのような変な国語力を混ぜたような曖昧な問題はない。
中途半端な答えもないし。  

(一つ注文をつけると、余白が少なくて、図を描く場所がないのが残念。もっとかける場所があったほうが良い。)

小1の場合、私たち大人が考えるよりまだ日本語に対して「当たり前」が理解できていない。
そういうレベルの段階で、さっきのような問題を答えさせるのはいかがなものだろうと思うのだ。

そういう意味で、ああいった問題が度々出てくるのなら、この応用問題をやる意味がないとさえ思う。
非常に注意が必要だ。 



それからもう一つ。
文章から足し算を導き出す問題はどうしてこうも順序を気にするのだろう。



「ひまわりが昨日3本、今日6本さきました。
全部で何本咲いたでしょう?」

この問題を試しに、6+3としたら不正解だった。
なぜだろう?

昨日、今日という順番を大事にしているのだが、それって足し算に大きな意味があるのだろうか?

ちなみに、
Aくんは3個、Bさんは5個お菓子を持っています。
合わせていくつですか?だと
5+3でも正解となる。

確かに、日本語の文章をそのまま式にするとその通りなのだが、「3+6でも、6+3でも同じ」と言う方が算数や数学では大事な気が私はするのだ。いろんなパターンの式が正解だったりするのが算数数学だし。     
私は数Ⅱ、数Bまでだが、一応習った身としてはそこを大事にする意味がわからないなと思ってしまう。
それって、数学に必要なものかな?って。
そこから先はやっていないから「もしかすると、この考え方が大事になっていくかもしれない」という場面があって、そこは私には想像できないのだけど、それをやる頃は多分頭の中ももっと論理脳になっていて、こういう順番とかはきちんと理解できるようになっていると思うのだ。

これも日本語の理解力が重要視されており、多分小学校高学年になれば当たり前として理解できる事で、それを小1の算数で不正解にする意味がわからないと思う。
どうしてダメなのだろうか?

まあ、息子は足し算の場合、出てくる順番に計算式を作ると思うのでこうやって逆に書く事はないのだろう。

今思うと、私のようなタイプ特有の疑問なのかもしれない。
私は子供の頃から、「どうしてこっちじゃいけないのか?」という事をいつも考えていた気がする。
そっちでも良さそうなのにそれに対して的確な解説がないので、腑に落ちないまま従うことが多かった気がする。特に公文や問題集の問題。日常生活ではあまりそういう細かいことに疑問を持たなかったが、公文式は年齢以上のものをやっていたからかやはりその年齢では理解が乏しくてそういう疑問がたくさんあったのかもしれない。それがすっきりしなくていつも親に難癖つけていた気がする。親もそれに答えられるだけ優秀ではなかったし、ネットもなかったから説明できなくていつもそんな感じだったのだろう。

問題集の問題というのはやはり癖がある。子供が納得できないものはきちんと説明してあげたいところだ。私も、先ほどの算数の問題の疑問に対して調べなきゃなと思った。 


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