2017年07月18日

子供は楽な方をやりたがる(大人も) 読書が好きか?計算が好きか? 又論理的な子かどうか?

最近子供というのは自分にとって得意な方をどんどんやりたがるのだなとわかってきました。
言われてみるとそれは大人でも同じなので当たり前なのですよね。

で、読書家タイプの子どもの場合は読むのが好きなので読むことはするのですが、計算の暗記などをやりたがりません。計算などが好きではありません。

計算が好きな子というのは基本的に国語があまり得意じゃない子が多い気がしています。自分もどちらかというとこちらよりだったのでわかるのですが、本を読まない子というのは文章を読む関連の問題はとにかく避けたいので計算のように何も考えずに解ける問題が心地いいのだと思います。 

これに+して「論理的かどうか?」というところがあります。これは国語にも算数にも他の教科にも関わってきます。
論理的な子はいつも「何でだろう?」と考えて答えを意識しているので考えるのが好きです。
なので、国語が得意で計算が嫌いな子でも、頭を使って考える問題は好きなので算数の考えて解く問題はやろうとしたりします。

逆に、論理的に考えようとしなかった子や、物事を深く考えていない子は与えられた情報で満足しているのでこう言う「なんでなのか?」という問いに弱いです。
自分も子供の頃はこちらの弱い側だったのでとてもよくわかります。


■それぞれの対処法

まず、こう言う子供の傾向を見極めて、こっちが得意でこっちが不得意なんだと親が認識するようにするのが大事だと思います。その上で、
「本をどうしたら読ませる事ができるのか?」
「計算をやってくれるようになるか?」

検討できるものです。

○本をどうしたら読ませる事ができるか?

過去記事にもありますが、まずは漫画に挑戦してみてはいかがでしょうか。
(過去記事 漫画は多読の訓練に使える 等)
その子のレベルにもよると思いますが、ある程度文章は読めるけど、読むのが好きじゃない子は漫画を一気に気に入る可能性が高いです。
漫画が気に入ればどんどん読ませてください。読みたいと言ったら図書館で借りるなり本屋で買うなりしてください。漫画を勝手に読むようになるレベルをまずは目指しましょう。
普通の本はその後です。

なぜかというと、本が好きじゃない子というのは絶対的に本を読んでいないので語彙力が低いのです。
語彙力を上げないと絵のない普通の本は大変です。まずは絵のある漫画で語彙力を上げてください。
もし、漫画も難しいレベルでしたら簡単な漫画に限定する事と、毎日少しずつ陰山先生の朝5分ドリルの文章読解(1年生からやってみる)をやらせていくと自信がつくと思いますし、あるタイミングになったら漫画が楽に読めるようになると思います。簡単な文章は毎日積極的に読ませていきましょう。

 
小1文章読解 (早ね早おき朝5分ドリル)



○計算に関しては覚えさせるしかないです。

学校の算数セットに入っている計算カードにあるような基本のパターンは全て覚えて、すぐに答えが出てくるようにしてください。
そうしておかないと計算のレベルが上がった時に対応できなくなります。新しい事を吸収するだけの余裕を脳みそに残して欲しいので、教わったものは計算ロボットまでいかなくともほぼ100%近く正解するよう練習をするのが望ましいです。計算はそれが何を表しているのか?理解するのはすごく大事だと思います。でも、理解していただけでは使えないんです。使えるまで身につけないと次のレベルに行けない。そういうものなんだなと小学校1年間終えてわかりました。

2年生になったら筆算もやります。筆算もできるようにしておく事。繰り上がりで1足すのを忘れないよう沢山訓練させてあげましょう。繰り上がりはもっと厄介なものが後々沢山出てきます。今のうちに繰り上がりの習慣を体に覚えさせておきましょう。

↓どうやって繰り上がり繰り下がりを暗記させたか?嫌がる息子がなるべく嫌がらない方法で暗記させたか?を書いております。

◆計算カテゴリ 一覧◆


○どうしたら「なんでだろう?」と考えるようになるのか?

これは子供に
「え?なんで?」
と思わせるような話や、
「なにそれ、ずるくない?」や
「なんで?ひどすぎる」
という理不尽な現実
を色々話してあげるうちにだんだんそうなっていきます。

現実世界のダークな部分を知っていくと、異変に気付き、「なんでだろう?」と考えるようになります。
それから、そういったものが言語化されるようになっているというのもポイントです。
その子の中で言語化されるようになっていないといつまで経ってもモヤモヤします。

何が不安なのか?何がイライラするのか?よくわからない状態に陥ります。
それを解消するためには言語化できるようにするのが一番です。
私も中学生になってようやく完全にそれができるようになって、一気に自分の考えている事が具体的にわかるようになりました。


●具体的にはどんな事を???

あくまで一例ですが、
「うちの子あんまり深く考えてないな〜」
って思ったら世界の貧困の子供の写真や児童労働をさせられて学校に行けない子がいる写真や映像を見せて、この子たちがどんな生活を送っているのか?話してみるといいと思います。

自分たちは日本でぬくぬくと育っておりますので、そういう世界が有る事すら知らない子がほとんどだと思います。子供にとっては衝撃的です。
こういう類の本は図書館に行けば沢山ありますので一緒に読んでみるといいと思います。

「なんで?」
って思うと思ます。
まず、学校に行きたくても行けない。
「なんで?」です。

「学校に行かないで何をしているんだろう?」
「何で子供が働かさせられているんだろう?」


日常にはない事なので衝撃を多かれ少なかれ受けると思います。
本さえ借りてくれば読んであげればいいので、親が説明する必要はありません。
一緒に学ぶ姿勢を見せればいいだけです。

全ページ読む必要もありません。
印象的なページを見せて一緒に読めばそれだけで自分たちの住んでいる世界が全てではないという事やもっと理不尽な世界がある事を知ります。

「どうしたらその子を貧困から救えるんだろう?」
という発想になったり、
「お金をあげればいいんじゃない?」
という安直な発想ではあるけれども、解決方法を考えてみたり。

ここまできたら
「実は、一度お金をあげたところで解決しないんだよ!」
という衝撃的な事実を教える事で子供の中では又新しいものが生まれます。

こういう話が
「知りたい!」
を生み出しますし、
「なんでだろう?」
にも繋がっていきます。

ちょっとした事ですが、こういう衝撃を少しずつ与えていくと深く物事を考えていく人になっていくのではと思います。


自分自身がいじめにあったり、親に先に逝かれていたりなどかなり厳しい境遇に置かれている方はそれだけで、
「なんでこんな事が起こったんだろう?」
「なんで生きているんだろう?」


と考えはじめるものでもあります。
自分の身に起こった大変な事や、自分とは直接関係ないけれども世の中で起こっている信じられない出来事は思考を深くするきっかけになるのだと思います。

過去記事 「なんでだと思う?」は口癖にするくらいでいいかもしれない にも理科的視点の話を書いています。
社会系はこちら→ 「5ドルっていくら?」と聞かれ、為替相場の話も一緒に。更に需要と供給の知識から大きく興味を広げられる!



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